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オゾンラボ

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香料排水処理施設からの排気脱臭

◆ 課題

バイオ処理施設からの排気に含まれる硫化水素と臭気に対して、当社の脱硫・脱臭フィルタによる脱臭効果を評価する。

◆ 実験方法

バイオ処理施設からフレキホースを用いて、脱硫・脱臭実験装置に臭気を供給することにより硫化水素と臭気の除去効果を確認する。
測定は脱臭処理前後の硫化水素と臭気濃度(臭気指数)を測定する。
排気風量は60CMHで処理し、脱硫除去効果と脱臭効果を確認する。
硫化水素の濃度はガステック社のガス検知管No.4LK・4LTにて測定を実施する。
また、臭気濃度は臭覚による簡易評価法(二点比較式臭袋法)にて測定を実施する。

実験結果

測定項目 原臭気 脱硫・脱臭フィルタ 備考
測定値 除去効果
硫化水素 11.5ppm 0.3ppm 97%  
臭気濃度
臭気指数
1000 120 88%  
30 21

◆ 結論

バイオ処理槽から発生する臭気に対しては85%以上の脱臭効果が期待できる。
加えて硫化水素については95%以上の除去効果が確保できると判断する。

◆ 考察

フィルターの交換時期について理論計算することは困難であり、実際の脱硫および脱臭効果の劣化に応じて交換タイミングを検討する必要がある。