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オゾンラボ

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沖縄におけるプロエンジニアリング

今回は現在沖縄で実施していますプロエンジニアリングによるSDGsの取組を紹介します。

シークヮーサーの無農薬栽培に関する研究状況はすでにラボニュースで紹介しているとおり、オゾンによる害虫の集結防止に加えて、除草剤の分解除去の可能性について研究をしています。
この研究は沖縄(特にヤンバルの自然)の環境保全に力を注いでいるPORYHEDRAと共同で実施している取り組みですが、その代表者である太田氏のネットワークにより下記のよう取り組みも展開しています。

ヌチ豚ファームの殺菌

イノシシと豚を交配させたイノブタは和歌山などでも市場展開をしていますが、沖縄のヤンバル地方ではそれをヌチ豚としてブランド化に成功した企業があります。

その企業では牧場に近寄ってくる野生のイノシシを捕獲し、豚との自然交配を展開しています。その交配の安定・安全確保のために人工授精を検討していますが、自然界のウィルス対策などの課題もあります。

そこで我々はオゾンにより人工授精施設内の殺菌を提案しています。

 

マンゴー農園の土壌改質

樹木が持つ本来の能力を引き出すことで、おいしいマンゴーが育ち、害虫も寄せ付けない環境が達成できるというポリシーを貫き、非常においしいマンゴーを生産することによりブランディングに成功した企業があります。そのマンゴーは地元だけではなく、本州の大手企業にも契約をして出荷しています。

この企業の課題は、増産のための農地開拓における果樹園の土壌です。沖縄では多くの化学肥料を散布して果樹を育てる農家が一般的です。短期的には多くの果実が収穫できますが、育成が早いために果汁の濃厚さが劣る傾向にあります。加えて大量の化学肥料による土壌劣化が発生しています。

そこで我々はオゾンにより土壌に残留する化学肥料を分解し、果樹に適した土壌に改善する可能性について研究をしています。

上記以外にも、シークヮーサーなどの果実加工工場の農薬洗浄、エビの養殖場の殺菌や排水処理など環境改善の事業展開も着手しています。
将来的には、辺士名高校との共同実験により、世界自然遺産である”やんばるの自然”保護活動にも貢献したいと考えています。