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054

切削工場の排水脱臭

◆ 研究課題

切削工程で利用する洗浄水の排気における臭気が問題となっているが、その臭気をオゾンガスで脱臭することはできないか という問い合わせがありました。
排水からの臭気にオゾンを接触させることによる脱臭効果を確認します。

◆ 実験方法

切削ラインの排水を加熱した状態でバブリングすることにより強制的に臭気を発生させ、その臭気を吸引してオゾンと接触させることにより臭気の分解脱臭を実施する。
参考として水吸着による脱臭実験も実施する。
臭気の評価は、原臭気と脱臭後の臭気に対して、それぞれニオイセンサーと官能的臭気強度および簡易的な臭気濃度測定により実施する。

オゾン分解脱臭実験
切削工場の排水_オゾン分解脱臭実験

水吸着脱臭実験
切削工場の排水_水吸着脱臭実験

◆ 実験結果

 

  ニオイセンサ 臭気強度 臭気濃度 脱臭効率 オゾン濃度/反応時間
原臭気 390 4 180 -  
オゾン分解脱臭 310 3.5 93 48% 5ppm/5秒
320 3.5 105 42% 5ppm/30秒
- 3.5 90 50% 20ppm/5秒
- 3.5 85 53% 20ppm/30秒
水吸着脱臭 300 3.5 83 54% 水吸着脱臭
290 3.5 75 58% 水吸着+オゾン

◆ 結論

オゾンによる洗浄排水の脱臭反応は短時間で処理できると判断します。
排気風量に対するオゾン濃度が5ppmレベルでの脱臭効果は50%と判断します。
既設の排気風量100m3/minとした場合の必要なオゾン量は65g/hと考えます。

今回の洗浄水から発生する臭気については、脱臭効果が50~60%という結果であり、効率的に脱臭ができるレベルではありませんでしたが、お客様のところでトライした他の脱臭方法に比べて悪い結果ではないし、さらには消耗薬品などが不要という脱臭方法は魅力的であるため、前向きに検討してみるというコメントをいただきました。