柘植「夏の思い出」

こんにちは、コモンルーム梅田の柘植です。

美術館・博物館などで開催される展覧会巡りが趣味なのですが、コロナウイルスの影響でいろいろな美術館・博物館の展覧会が延期となっており…
7月末からようやく再開され始めたので、京都へドライブがてら、2つの展覧会へ行ってきました。

京都国立博物館

三十三間堂の近く、京都国立博物館で開催されていた「聖地をたずねて」へ。

日本最古の巡礼路である「西国三十三所」。
その至宝が京都国立博物館3階分のスペースに一堂に公開されています。
※残念ながら先日の9月13日で会期終了となりました。

こちらの展覧会はなんといっても展示品の量に圧倒されます。
西国三十三所の国宝・重要文化財を、3時間ほどかけてゆっくり堪能しました。

とても素敵で緻密な曼荼羅や厳かな仏像、歴史的価値の高い文献まで。
西国三十三所の礼所の紹介もあり、いつか行ってみたいと思わせられました。

数ある展示品の中でも特に心奪われたのは、兵庫・圓教寺の「如意輪観音坐像」です。
とても小さな観音様なのですが、作品としても技術が高い上に美しく、力強さを感じました。

興味のある方は下記のサイトから展覧会についてご確認いただけます。
サイトの画像には如意輪観音様もいらっしゃるので、ぜひご覧ください。

https://saikoku2020.jp/index.html

嵯峨嵐山文華館


嵐山・渡月橋の傍にある嵯峨嵐山文華館は、漫画「ちはやふる」の舞台にもなった、百人一首についての常設展がある小さな施設です。
もともとは小倉百人一首や日本画などの芸術・文化を展示、振興するための「小倉百人一首 時雨殿」という施設だったそう。
2018年にリニューアルオープンしています。

こちらで開催されている「いきものがたり 〜十二支になったいきものと、なれなかった猫たち〜」にも行ってきました。

日本画家が描く十二支、十二支になれなかった猫、そして嵐山の動物たちが描かれた作品を楽しむことができます。

かわいらしさで有名な長沢芦雪の「親子犬図」は後期の展示らしく見ることができませんでしたが、入江波光の「待春図」や、池田遙邨(いけだようそん)のとてもかわいい狐の作品など、素敵な作品が多くありました。

写真撮影ができる作品もあり、好みの作品を振り返って見ることができて嬉しかったです。
また、2階は競技かるた大会が行われる場所なのですが、廊下に面した窓から嵐山を望むことができる素敵な立地でした。

後期は10月11日(日)まで開催されていますし、近くには福田美術館もありますので、嵐山へお出かけの際はおすすめです。

https://www.samac.jp/exhibition/detail.php?id=12


久しぶりに展覧会を堪能できて、いい夏の思い出になりました。

2021年には大阪中之島に新しく美術館が建つ予定ですし、大阪府内の美術館・博物館巡りも再開していきたいと考えています。
美術館・博物館巡りは夏は涼しく、冬は暖かいので、お出かけにはおすすめです。

次はどこの美術館・博物館に行くことができるのか、楽しみです。