大濵「臆病者」

今年五月に入社いたしました、大濵です。
新しいことを覚えていく毎日が新鮮で、あっという間の一ヶ月でした。
まだまだ環境に慣れず、
へとへとで帰宅するわたしを出迎えてくれるのは…
出会って三ヶ月になる黒猫のおこげちゃんです。

保護猫として里親を探していたおこげちゃんは、
とっても臆病な男の子でした。
部屋の隅で固まって過ごし、
わたしが近づくとぴゅっとどこかに行ってしまい、
まるで家のなかに野良猫がいるような状態がずっと続いていました。

さみしいなと思っていたのですが…。

最近ようやく我が家に慣れてくれたのです!

「おこげおはよう」「ごはんだよ~」「ただいま」
声を掛けるたびにものすごい大きな声で、
「プシャー!!!」と威嚇します。

そして、元気に家中を走り回り、
ラグを噛みちぎり、
爪研ぎをひきちぎり、
鈴のおもちゃを追いかけて一晩中大運動会を繰り広げます。
寝ているわたしにじゃれつくので、手足はいつも傷だらけです。

隅っこで小さく震えていた弱々しい姿が嘘のよう。

家中を引っ掻き回す元気な姿を、とても嬉しく思う日々です。