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オゾンラボ

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病院におけるリネンの一次殺菌

◆ 課題

病院で使用した入院用寝具などの備品を殺菌処理業者に引き渡す前に、病院での一次殺菌をする必要があり、現在リネン庫に保管した状態でオゾン殺菌を実施しているが、設備も古くなっており本当に殺菌できているか不安に感じている。
また、導入時のメーカーに問い合わせても的確な返事が得られないため、殺菌レベルの評価と必要に応じた対策の相談を受けました。

◆ 現状評価

現場の状況を確認させていただいた結果、導入されているオゾン装置の性能とリネン庫の容積および殺菌時間から計算すると、初期段階においては一応の殺菌はできていたと判断します。
しかしながら、その殺菌力は余裕を持った設計とはいえず、オゾン装置の性能が劣化した現在の状況では適切な殺菌ができているとは言えない状況にあると判断しました。

装置の改修について、既設の装置は製造中止になっており修理もできない状況でした。
また、この病院は建屋の老朽化に伴う立替を計画しており、新しい建屋へも簡単に移設できる殺菌装置システムによる対策を希望されていました。

◆ 対策方法

対策方法について、移動型のオゾン発生装置をリネン庫に持ち込み、所定時間作動させることで手軽に作業でき、かつ充分な殺菌力を得ることができます。
装置の作動時間と殺菌力については、リネン庫の容積や作業環境によるオゾン半減期を考慮して累計CT値のシミュレーション結果を確認していただきました。

◆ 結論

当社の移動型オゾン殺菌・脱臭装置ゼフィリアを用いることにより、余裕をもって充分な殺菌が可能となります。具体的な設定は上記シミュレーション結果から2時間運転により充分な殺菌が可能です。その後3時間半にはオゾンが自然分解して安全な濃度まで低下しますので、リネン庫での作業が可能となります。短時間でリネン庫で作業をしたい場合には強制排気により室内のオゾンを屋外に排気していただくことで対応可能です。

また、病院施設の建替え時の移設についても手軽に対応できますし、それ以外にもスポット的に脱臭・殺菌したい設備にも利用できるため、お客様には非常に喜んでいただき、採用に向けて早急に検討したいというコメントをいただきました。