ウイルスについて

コロナウイルスやインフルエンザウイルス、ノロウイルス、ヘルペスウイルスなど、最近たくさんのウイルスを耳にしますね。
わずか数か月で、世界中の人々の生活を一変させてしまうほどの脅威となることもある存在ですが、そもそもウイルスとは何なのでしょうか?

似ている存在として挙げられる「細菌」との違いについては、こちらの記事でご紹介しています。

菌とウイルスの違い

▼ウイルスの特徴▼
1.大きさは数nm以下で細菌よりも小さい

2.宿主に寄生して増殖する
ウイルスは、細胞としての構造を持たず、「核酸」と「タンパク質」だけで構成されています。ウイルス単体では増殖することができないため、人や動物などの「宿主」に寄生しなければなりません。そのため、ウイルスは生物とは言えないとの意見もあります。

3.核酸のゲノムはDNA型かRNA型のどちらか一方
ウイルスにはたくさんの種類がありますが、寄生する宿主によって、動物ウイルス / 植物ウイルス / 細菌ウイルス(バクテリオファージ)の大きく3つに分けることができます。

また、核酸の種類でDNA型かRNA型に分類することもできます。
・それぞれの型の代表的なウイルス
【RNA型】インフルエンザA/B型・コロナウイルス・SARSウイルス・A型肝炎ウイルス
【DNA型】天然痘ウイルス・B型肝炎ウイルス

ウイルスの特徴と種類についてご紹介しましたが、人や動物に寄生してどのように増殖するのか、気になりますよね。
次回記事では、ウイルスの基本構造と増殖についてご紹介します。